北海道中小企業家同友会 道北あさひかわ支部

同友会について

よくある質問

ここでは、中小企業家同友会に多く寄せられる質問に中から、いくつかご紹介いたします。

同友会はどんな会ですか?

活動の特色は、

  • (1)経験交流を主体にした経営問題の勉強
  • (2)労使が共に育つという考えにたつ共同求人と社員教育
  • (3)業種別部会
  • (4)婦人・青年など階層別懇談会
  • (5)その他テーマ別の研究会とか同好会・・・など多面的です。

経営者の団体や組織は数多くありますが、同友会は、

  • (1)中小企業の経営者が自主的に参加し
  • (2)みんなで運営して
  • (3)真剣に本音を出して学び合い
  • (4)経営者としての人格識見を備え
  • (5)社会的な期待に応えようとする・・・

中小企業経営者の修業道場でもあり、オアシスでもあります。 詳しいことは、“同友会の生いたちと展望”という小論に書かれていますし、具体的なことは各地同友会が発行しているパンフや資料をご参照下さい。

同友会で得られるメリットはなんですか?

同友会は、経営者の学び合いをべースにした活動をしていますから、商売に即効的に役立つようなメリットは得られません。でも、あらゆる企画に積極的に参加していると、知り合いがふえ、信頼と親しみが増して、それが結果として取引につながっている例は少なくありません。だからといって、最初からその目的で入会された方は、同友会の雰囲気になかなかなじめないようです。

同友会は、北海道同友会の合言葉のように、

  • (1)知り合い、学び合い援け合い
  • (2)きばらず、急かず、諦めず
  • (3)激動を良き友とする経営者になりましょう

という考え方と姿勢であらゆる活動をすすめています。具体的には、

  • (1)会員同士が裸になって悩みを出しあい
  • (2)本音で論議を深め
  • (3)豊富な体験談や情報に触れて感動し

いつしか次のように変わってすっきりした気持になれます。

  • (1)孤独感から解放される。
  • (2)主観主義、一面性の枠から脱却できる。
  • (3)経営者としての社会的な使命が分る。
  • (4)人間の大切さをしみじみと実感出来る。
  • (5)物ごとを本質的に見きわめ、発展的に見通すカがつく。

つまり、なかなか相談しにくいモヤモヤが消え、人間的な触れ合いに生きる喜びを味わいながら、社内のコミュニケーションも良くなり、仕事もスムーズに発展するようになります。まさに、経営者が変われば企業も変わることを実感させてくれます。

同友会は、メリットがすぐ見えないけれども、気がつかないうちに現代の経営者に求められるカがつき、仕事と生きることに自信が湧いてくる不思議な魅力をもつ会です。

同友会がめざす企業とはどんなものですか?

同友会は、「ひろく会員の経験と知識を交流して、企業の自主的近代化と強靱な経営体質をつくることをめざします。(同友会の3つの目的より)」と、めざす企業を明らかにしています。では、“強靱な経営体質”とはどんなことかということになります。これこそ、同友会が追求し続けてきたし、これからもさらに経験や知識を持ち寄って、論議し合って総合的な肉付けをしていかなけれぱなりませんが、同友会運動48年での結論は次のようになります。

  • (1)企業の社会性を認識した上で、明確な経営理念を持ち
  • (2)労使が高い次元で協力し合い
  • (3)経営者も従業員も、それぞれが自分に与えられた役割りを果たすにふさ
       わしい力量を備え
  • (4)設備、技術、商品のたえざる改善につとめ
  • (5)取引先や地域の人びとから全幅の信頼が寄せられ
  • (6)業績は着実に向上し
  • (7)人・物・金の3要素がバランス良く整い、いかなる変動にも耐えられる企業

ということになりましよう。こうお答えすると、「それは理想だよ」とのご批判もあるでしょう。しかし同友会は、そのような企業をつくる基礎は、人と人との関係を“共育”と“共生”の関係と考え、企業内における労使の信頼と団結を確立すれぱ、決して高嶺の花ではないと考えています。

同友会がめざす経営者像とはどんなものですか?

「同友会は、中小企業家が自主的な努力によって、相互に資質を高め、知識を吸収し、これからの経営者に要求される総合的な能力を身につける。」と、目的に掲げています。
これも、同友会運動のメイン・テーマのひとつですから、教条的にこうであらねぱならないという形でお答えすることは出来ませんが、次のようなことがあげられると思います。民主的な人格と、歴史的な検証を受けても恥じない人間としての識見を備えている。

  • (1)現在から将来にかけて、中小企業の経営者として求められる専門的な知識をもつ。
  • (2)常に学び、考える積極的な謙虚さをもつ。
  • (3)より良いもの、より高いものを求めてやまない革新性がある。
  • (4)理屈抜きで人をひきつける、人間的魅力と感化力、共育力をもつ。

その中身について堀り下げていけば、まさに永遠の課題として限界はないと思いますが、上記の中には一般的にいわれる、(1)判断力、(2)予見力、(3)決断力、(4)計画力、(5)教育力、(6)創造力、(7)統率力、等々のものも当然含まれ、大局的に見た経営者像です。目を転じて、社員の立場から求められる経営者像をあげてみましょう。

  • (1)将来に向けて安心して働ける企業づくりに専念する経営者。
  • (2)社員を大切にし、公正な評価と適切な配置をしてくれ、安心してついていける経営者。
  • (3)公私にわたって誇らしく思えるたくましい指導力をもった経営者。
  • (4)知性と品性を備え、清潔感があり、人間的な魅力をもつ経営者。
  • (5)明るく、さわやかで、いつも元気な経営者。

以上は、社員教育活動の中で聞いた社員の声ですが、現代の経営者に求められる総合的な能力とは、質と量のいずれからみても大変なものです。上記マクロとミクロに求められる経営者像を要約すると、「現代社会で最高の英知と人間性を備え、人間が人間として安心して暮せる環境を創り出す指導者」ということになるようです。

同友会がめざす経営環境とはどんなものですか?

「同友会は、他の中小企業団体とも提携して、中小企業をとりまく、社会・経済・政治的な環境を改善し、中小企業の経営を守り安定させ、日本経済の自主的・平和的な繁栄をめざします。」と、目的に掲げています。

ご存知の通り、日本の経済力は世界中から「一流」の評価を得ています。その中で中小企業は、生産で60パーセント、流通で80パーセント強の役割を担い、就業人口の70パーセント強が中小企業で働いています。言いかえると、中小企業こそが日本経済の真の担い手であるということです。ところが、この現実は政治的にも社会的にも十分理解されているとは言えません。

ひとつには、戦前・戦後を通じて、大企業を中心に国家的な目標を達成しようとしてきた政治のあり方に原因があります。もうひとつは、国民の身近で経営活動をする中小企業の経営ぶりが、いろいろな意味で不安がつきまとうということもありましょう。この2つのことは表裏の関係で、結果としては「割りの合わない部門は中小企業で、うま味のあるところは大企業で」の分野わけが、自然に行われてきた結果です。

日本経済の大半を担い、国民生活をすみからすみまで支えている中小企業の経営が、いつも不安につきまとわれるということ自体、国民の豊かで平和なくらしを保障すべき経済や政治の原則にてらしておかしいことです。これは、中小企業のひがみによる文句ではなく、多数者の意志に基づく民主主義の原理からみた常識的な物の見方であり考え方です。しかし、だからと言って中小企業だけが良くなる政治をやれなどと同友会は主張しているのではありません。

同友会の全国協議会(略称中同協)では、毎年「国の政治に対する中小企業家の要望」を政府に「提出」しています。それは47都道府県に存在する同友会に加盟する約45000名の真面目な経営者たちの声として、政府に限らず自治体や報道関係者からも注目されるようになっています。(詳しくは、要望書の全文を印刷した小冊子が、各地同友会に保存されておりますのでご参照下さい。)

また、各同友会では、知事や市町村首長との定期的な懇談会を開いたり、要望書を提出したりして、地方レベルでの経営環境改善にも努めています。
同友会がめざしている経営環境の改善は、「国民のくらしを豊かにし、末永く保障するために、平和経済を基調にした政治を、広汎な階層の人びとと共に確立すること」に重点が置かれています。そういう環境があってこそ、中小企業も末永く繁栄できるからです。

同友会のいう自主・民主・連帯とはなんですか?

同友会運動は、自主・民主・連帯の精神で3つの目的をめざして進められています。自主・民主・連帯の立場を離れては、3つの目的が高邁であれ、活動の中味がきめ細かであれ、最終的には足なみが乱れ、あげた成果も消し飛んでしまうおそれがあります。

同友会がいう自主というのは2つの意味をもっています。ひとつは、同友会は他のいかなるところからも干渉や支配をうけないということです。もうひとつは、入会も脱会も会員経営者の自主性を大切にするということです。つまり、会の主体性を守るということと、会員の自由選択権を保障するということです。

民主というのも、2つの意味があります。ひとつは、会の運営を会員の要求や意見に基づいて行い、ボス支配などが絶対におこらないようにするということです。もうひとつの意味は、あらゆる事柄を、常に民主主義の立場にたってとらえ、民主的な物の見方や考え方を積極的にひろめていこうということです。

連帯というのも、会員同士の腹を割った裸での援けあいと、あらゆる階層の人たちと手をとりあっていこうという、外へ向けての融合、協力、団結をすすめる意味とがあります。

自主・民主・連帯の精神は、ひとり同友会運動の基調というより、人間や人間集団(企業や回体)が、大きな目あてを実現していくためには不可欠なものなのです。
よく、「同友会らしさとは何か」と質問されることがあります。同友会らしさとは、「自主・民主・連帯の精神で三つの目的をめざして、真剣に学びあい、育ちあうことであり、人間性に裏付けられた科学的な見方、考え方で、いつでも、どこでも、何に対しても対応出来ること」だと考えます。

同友会は会社の繁栄を保障するんですか?

日本中小企業家同友会(現 東京中小企業家同友会:設立1957年4月26日)からの約60年の歴史と、全国の47都道府県に及ぶ日本中の知恵とが集積され、日々刻々と変化する情勢の中で血と汗で得た体験知というホットな情報も得られます。それらの教師や教材に、自らすすんで学ぶ姿勢で没入すれば、否応なく強烈な刺激を受け自分の企業に具現化することになるでしょう。

同友会に積極的に参加して、深く真剣に学んだ経営者は、立派な企業づくりをされています。自ら問題を提起し、体裁を気にせず、すすんで裸になって批判や意見を求めて、同友会の持味をフルに活用された方々です。同友会は、経営者のオアシスといっても、単なる社交やグチをこぼしあう会でもありません。

同友会は、宗教団体でも、保障機関でもありませんから、「熱心に参加していれば、必ず会社は良くなり安泰です。」と太鼓判を押すわけにはいきません。でも、これだけ確かな目的と運営を保障し、多面的な勉強が出来る組織は、他にどれ程あるでしょうか。とくに、経営者としてだけでなく、現代に生きる人間としてのありようを、根本のところまでつめて謙虚に学ぶ姿勢は、同友会特有のものです。

同友会は、切実にねがい、積極的に求める経営者にとっては、限りない可能性を保障し、展望を与えてくれる自主的な会なのです。

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